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私のお勧めで、このたび、思いのほか多くのの方が、高価なハスクバーナ353チェンソーをお買い求めになられました。
私は353をコストパフォーマンスの「今後二度とないほどの」高さからお勧めしましたが、一方、ハスクでは135eという、コストパフォーマンス高さでは評判の安価なチェンソーがあります。
ハスク135eについては、私もこちらの記事でお勧めしております(右上のリンク)。
【薪ストーブのユーザーとして選ぶべきチェーンソーのまとめ―色々あって難しいように見えて、本当は別に難しくない】 https://www.facebook.com/aikenmakiss/posts/1858090501106088
「別に、135eで充分じゃないの?」という考えについては、私も、ずっと、自分自身の353のお勧めが「果たして、正しいのか??」という検証の中で、自問自答してきました。
それに関して、もちろん非公式な(個人的な)見解ではあるかと思いますが、機械(チェンソー)のプロ中のプロである大町さんから、メールで次のような言葉を頂きました。
>ハスクバーナ135eと比較すると3台分くらい価格がしますが、353は3倍以上の仕事、信頼性はあるかと思います。
>お客さんの仕事が少ない量だとオーバースペックな機械になるかもしれません。 >しかし、目立て等メンテナンスがいい状態ならば、仕事時間の短縮にはなります。 >時間短縮になれば肉体的精神的な疲労も軽減されるのではないかと考えております。
私は、嬉しかったです。安心しました。自分の感覚と検証結果を素直に信じて、お勧めしてよかったなと。
高価な道具は、最終的には、時間を買っているのだと思います。そこに、どれだけの価値を見出せるか。
人生を充実させようとして真摯に生きる人ほどに、時間というものに、多くの価値を見出すことになるかと思います。
高価な道具によって、普段のメンテナンスも、トラブルなどへの対応も、いろんな機会で「結果的に」節約できた時間を、例えば大切な人と過ごす時間に充てる、そのほうが人生は、ずっとずっと幸せだと思うのです。
私の「本業」である薪ストーブだって、結局は「時間」をお買いになられているのだと思っています。
単に設置費用を安く安くということなら、ある意味、いくらでも安くできる。
けど、それが将来に渡って、燃えにくかったり、家の機能との兼ね合いからトラブルを招いたりとかして、お客さまの時間の浪費(と心労)を増やしてしまうことが見えるのなら……
やっぱり、私は、設置費用をできるだけ抑えるのは当然として、お勧めするに足りる仕様にするために必要な「最低限の費用」は、お客さま自身に将来の時間を買っていただくという意味で、その価値についてご理解いただけるように、最大限努力したいなと思うのです。
現段階で、モキは「設置についても安くつく」というイメージが強いらしく、正直、設置費用が合わなくて失注もしております。
それはとても残念ではありますが、私がプロとして提供したいのは、あくまでも「薪ストーブをめぐる様々を含めた全体の幸せ」なので、実際に幸せにならないだろうと思うものを提供するわけにも参りません。我慢です。
そういうわけで、ハスク353のように安価な135eの3倍以上という話ではないですが(笑)安価な設置費用との差額の何倍にも大きな価値を、プロらしく自信をもって「実際に」提供できるように、さらに精進したいなと!!
そういう部分についての信頼こそが、私の財産だと思っておりますので、今後とも、忌憚のないご意見やご感想をお寄せいただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします。 |