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193 薪ストーブでの暖房範囲について 担当者 2018/11/25(日) 15:23:54 削除
西澤さま

お問い合わせ、ありがとうございます。バタバタでご返事遅れてしまいまして、大変申し訳ありません。

おっしゃる疑問は、誠にごもっともでして……どうだろう、どなかた、生の声、聴けると良いのですが、たぶん、誰も書き込まないと思います。その理由は、深い理由が……というか「誰しも、自分の選択が誤っていたとは思いたくない」というものですが、まあ、ぶっちゃけ、モキの薪ストーブ以外の暖房方式なら、そもそも無理、まったくの絵空事です。もっともっと条件が良くても。家全体を暖めるなんて。

まず薪ストーブ自体、決して、暖房器具としては魔法の道具などではありません。どんなに性能が良い薪ストーブでも。

例えば我が家、平成17年築の建売、けど基準は昭和55年基準に適合しているだけの断熱性能で、昭和50年築の実家よりはマシ、という程度です。そこでの使用実態は、おっしゃるとおり、21畳のLDKのみの暖房で、ドアを閉めています。

開けてもいいのですが、そうすると、薪がいっぱい、いっぱい要ります。石油ストーブでもエアコンでもなんでも、まったく同じです。広い範囲を暖めようとするほど、当然、エネルギーが要ります。そこまでして、家全体を暖める必要があるかどうか?普通、そこに考えが至ります。

ただ、逆に、家の中も、いいかげんな密閉性なので、やはり、薪ストーブ1台焚いてあれば、ほかの部屋も「底冷え」とまではいきません。あるとないとでは大違い、ここはエアコンよりも薪ストーブは、ずっとずっと好影響があるとは思います。

そんな実例を踏まえながら、家全体があったまるか?といいますと、そりゃ、おっしゃるとおり、発生熱量だけです、暖房器具って、本質的に。発生した熱量を、なんとかして全体に回るように工夫しなければ、基本的に、その周囲だけが熱くなりますが………2点。

熱の局在化は、普通、非常に不愉快なものというイメージがあるでしょうけど、薪ストーブに関しては、それはかなりマシだと思います。暑くても、不快な暑さではないです。

ただ、それも程度問題で、離れた場所まで、熱回しも何もせずに暖めようとすると、はっきり言って、本体周辺は、そばに立つのも難しくなります。吹雪いている屋外でも、その周囲2メートル程度の範囲は「熱い」と思わせるくらいの出力を出せますので、その気になれば。モキ製作所MD80Ⅱでも。

もう1点。熱回しさえ、うまくやれば、家全体を暖めることは、そりゃ、可能です。それだけの出力、ありますから。でも、最初に申し上げました通り、そうですね、当地、愛知でも1時間あたり、6キロは放り込まなきゃダメじゃないでしょうか?薪を。1日5時間なら、1日30キロ、見かけ体積にして0.06平米です。1日あたり、ですよ?ひと月にして1.8平米、ワンシーズン5ヵ月なら9立米です。よくよく乾いた薪を、それだけ、ご準備できれば……という問題です。

でも……やっぱり、お勧めはしません。我が家、一週間で0.1立米、1ヶ月で0.43立米、1シーズンでも2立米ちょっとです。それで薪ストーブのある暮らし、が、手に入る。家全体が暖まらなくても、ものすごく、劇的に冬の暮らしが変わります。

モキ製作所以外の薪ストーブなら、8立米とかで、やっと手に入る価値が、すごく簡単に手に入る、ということでのお勧めですから……

ですので、家全体の暖房は、そうでなくてリビングだけでも、まず、冬の暮らしが劇的に変わる、そのまた「次の段階」の問題として、お考えになっていただいた方が、いいかな?(幸せへの近道)と思います。

すなわち、モキ製作所の薪ストーブ、身体が暖まることは、これはもう、とんでもないですよ??家全体ではなくとも、人間は、すごく、健康に暮らせます。これは、それこそ極寒のスッカスカ住宅でのご導入の実例とかで、その予想以上の威力を目の当たりにしているところですし、それ以外にも、本体入れ替え案件、それから、他の薪ストーブでの暮らしを知っている大工さんの証言などから、自信をもって、保証します。

ただし「ノウハウさえあれば」というのが、モキ製作所、欠点といえば、欠点です。楽しみといえば、楽しみなんですが。

読みにくい長文ですみませんが、取り急ぎ、どうぞよろしくお願いいたします。

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