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222 | 高気密高断熱との相性 | 担当大屋 | 2019/06/04(火) 11:47:55 | 削除 | ||
なみきさま ようこそ辿りつきいただきました! 真面目に、ありがとうございます。 ご質問の件ですが、実に大切なポイントです。 結論を言えば、ブースター機であれば、とても相性が良いです。 ノーマルのモキよりずっと、穏やかに立ち上げて、穏やかに保つことが容易ですので…… 高断熱住宅には、鋳物のストーブも相性なかなか良いのですが、鋳物に比べて大幅に立ち上げやすくして、温度調整幅を極小から極大まで大きく拡げることができる感じです。あと燃費も半分です、結果的に。 ただ、その3点の利点を無視するならば、鋳物は「放っておける」という利点はあります。 最初に10キロとか薪を使いますが(モキなら1~2キロ)、立ち上げでそれだけ熱を使って重い本体をアチチにして、いったん蓄熱させれば、炎を保つのは容易であり、保っている程度の炎の熱量で「ちょうど」くらいになるかなとも思いますから…… 具体的には1時間に2~3キロくらいは、鋳物は薪を使うかと思いますが、モキだとそれはもう「アチチ」の世界で、モキは1時間1キロいかない薪で同等以上の暖かさが出せますので。 よって、高断熱住宅であれば、薪に糸目をつけないなら、鋳物もいいと思いますが、もし薪を少なくしてコンパクトに暮らしたいなら、モキ+ブースターはお勧めです。 高気密に関しては、これ、モキはストーブとして「空気を吸う力」が強いので、今のところ第一種換気C値0.3のお家で、外気導入装置なしで普通に使えています。ただ、台所換気扇「強」だと「空気の綱引き」で負けるのと、煙突ドラフトが充分発揮されるまでの立ち上がりにおいては、近くの窓を開けるか、壁に外気供給口を設けておくことをお勧めします。 この高気密については、第三種換気なら何の問題もありませんが、第一種であれば、最近のC値半端ないですのでご相談ください。 ともかく、薪の消費が少ない、外気導入システムが別に要らない(小さな外気給気口くらい?)、床補強が要らない、ついでに「その後」の維持管理費も要らないなど、全体に安くついて、あと快適にお暮し頂ける(出力調整幅が、薪ストーブにしては非常識に広い)ので、お勧めではあります。 まとめますと、ノーマルのモキでも「炎を操る腕前」さえあって、燃やし方に神経を集中させれば、同等のことはできるはできるのですが……やっぱりブースター(と、正確にはノウハウ)があると全然ラクに、少ない薪で、程よい暖かさで、コンパクトにお暮しいただけるので、昨今の高気密高断熱の家にはmustとして位置付けております。 長くなりましてすみません。どうぞよろしくお願いいたします。 |