ここは旧来の株式会社愛研の一部門だった頃の書き込みも含めた、薪ストーブ全般に関するご意見やご質問などコミュニケーションのための掲示板です。
もちろん匿名でかまいませんが、根拠のない誹謗中傷や、いわゆるスパム投稿は担当者の責任において削除することがあります。
スパム対策として、あいことばを設けてあります。「森を豊かに」を普通に日本語読みして、それを全て半角大文字のローマ字にしたものです。
投稿番号を利用して、ユーザーさん同士の会話もご自由にどうぞ。
102 | 無煙化の推進 | いで爺 | 2016/12/23(金) 17:54:04 | 削除 | ||
如何お過ごしでしょうか。 薪ストーブのメンテナンスには①灰取り ②ガラス拭き ③煙突掃除がありますが、 ②と③は楽(簡素化)する事が出来る。 それは燃焼温度を上げて、煙を発生させない事。 出来れば針葉樹は燃やしたくないが、現実に屋敷周りを伐採した杉・桧葉・松の薪 が大量にある。 広葉樹より高めの400~450℃になってから、杉・松を焚いて巡航運転していて 解った事、 ①杉・桧葉は略無煙。 ②松は脂による油煙が多いため、問題になる量ではないが無煙にならない。 その結果、 ①ガラス拭きは、1週間おきに水拭き程度。 ②煙突は、トップと立ち上がり部分にふわふわした綿状の煤のみ。 タールは、一切付着していない。 タールが付着していないと言う事は、コンプレッサーのエアーで吹き飛ばすだけ。 もし頑固なタールが付着すると、バーナーで煙道火災を起こしてタールを燃やすしかないですね。 出来るだけ無煙化にする事で、維持メンテが非常に楽になりますよ。 |
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101 | 炉台・炉壁のこと、結論だけ書いときます | 担当者 | 2016/12/22(木) 11:48:17 | 削除 | ||
寒くなってきましたね……というか、この気温の乱高下。お身体、大丈夫でしょうか? 設置のお問合わせやご相談の中で、やっぱり、いちばん「誤解」が多いのが、炉台・炉壁の問題。 誤解が多いのも当然でして、あまりに根が深いので、こちらの一連の記事で、順々に、詳しく説明していこうとしているのですが……(右上のリンク) http://www.ai-ken.co.jp/makiss/mokuji.html#rodai ちょっと、間に合っていないので、結論と一番重要な理由だけ書いておきます。 炉台は、モキに関してはストーブ本体の遮熱板が効いていますので「作業スペース」以外の意味では「不要」です。 炉壁は、空気層だけ確保したら、お好みで。設置コストや耐震のことを考えたら、できるだけ重量が軽いものが良いです。 なお「レンガとかの重厚な炉台・炉壁」が要らない理由ですが…… 炉壁を蓄熱させて、輻射熱による暖房効果を期待するというのは「モキでも」不可能です。 ……そんな、あんな熱容量の高くて、そもそも暖まりにくいレンガのようなずっしりとしたものがですよ、例えば輻射熱暖房に必要な70℃(オイルヒーター並)の温度まで加熱されるなんて…… 「薪ストーブごとき」が熱源では「あり得ません」。 以上、ご参考までに。 よろしくお願いいたします。 |
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100 | 大活躍でしょうね~~ | 担当者 | 2016/11/30(水) 11:31:47 | 削除 | ||
いで爺さま!ご無沙汰しております!!書き込みありがとうございます♪ つい先日まで暑いとか言っていたのが、あっという間に薪ストーブシーズンですよね~~ そうなんですね?松はちょっと温度を高くすれば、ですか!!なるほど。 私のイメージの中では、いで爺さまは、薪ストーブを高温に焚かれて、普通は薪の調達が大変になるところ、ダンパーを閉じ気味にして燃費を非常に上手に抑えていらっしゃる「燠火の達人」です(笑) きっと、これまでになく、暖かくお過ごしになられていることと思います。廃材も松もどんどん「再利用」、それでとっても暖かな冬の暮らしってホント素敵ですよね~~ で、開発頂いた「iGブースター」、良いですよ?ユーザーさんのニーズによって、低出力の使い方から、高出力まで、様々な使い方ができるのが、また魅力かもしれません。 ただ、煙突からの排熱を最小限に抑える、というのは、本当に「第一条件」であるような気がします。そこで生じる燻りの問題を解決するのがブースターの本質。 この「かつてない価値」を、多くの人に届けたいなと、私も頑張っております。 また今後とも、よろしくお願いいたします!! |
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99 | 同感です | いで爺 | 2016/11/29(火) 20:22:30 | 削除 | ||
ご無沙汰しております。 杉・檜など針葉樹の廃材でも300℃以上で焚けば略無煙、松は脂があるので400℃でも少々煙が出ますが... 勿体ない話ですね。 私が言うのも何なんですが、ブースター絶好 調で非常に良いですよ。 熾火たっぷりの巡航運転になれば、煙突ダンパーは全閉状態です。 全閉による効果は、 ①煙突からの排熱を最小限に。 ②排熱が少ないため、炉内の温度が一定に保てる。 ③燻焚きで燃費も向上。 など、MD80で良かったと毎日実感しております。 |
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98 | 廃材、素敵なのに…… | 担当者 | 2016/11/29(火) 18:01:51 | 削除 | ||
寒くなってきて、お問合わせも増えてきましたが、まだまだ受付中です!どうぞ、ご遠慮なく!! 休日だろうが、夜中だろうが、私は、もう、目一杯働きます!!! ……それは、一人でも多くの人に「冬の幸せ」を届けたい、という動機も、もちろん強いわけですが…… こんな主張を見ると、私は、どうにも居ても立っても居られない気がするのです↓ 廃材だけでは絶対に無理http://firepit.jugem.jp/?eid=1297 私は、声を大にして言いたい。 「いや!!それは、あなたの常識でしょう?!」 すなわち、廃材を焚くと、温度が上がりすぎるために、そもそも温度を上げないように燃やす設計のネスターマーチンか、メイスンリヒータみたいにブリックだけでできているものだけはなんとかなるけど、それ以外、絶対どのストーブも壊れる、と主張なされるわけですが…… モキでは、廃材こそ、大歓迎なのです。 ……というか、ここが同じ「薪ストーブ」でも、感性が全く異なるのかもしれないな、と思うのですが、このお方、仕事できる人だろうとは一目でわかるけど…… 「原木から作っていく薪」と「廃材こなし」の価値は全く違うという主張に、私は違和感を感じて、暗然とした気持ちになるのです。 廃材は焼却炉で処理するために燃やすのが、本来お似合いでしょう、みたいな、そういう「感性」。 違う、絶対に、違う。間違っている。 「命」という意味で、全く等価のはずなんですよ。命は、最後まで、最大限の価値で頂かないと「もったいない」んですよ。 昨夜、ちょうど、そういうことをふと思って、ツィッターでつぶやきました(右上リンク)。 https://twitter.com/aiken_makiss/status/803194236799565824 私なんかが、とりわけ嬉しいと思うお問い合わせは、 「廃材の山が出て、これ、もったいないからなんとか活用したいんだけど……モキ製作所の薪ストーブなら、薪として使えるのかな、と思って……」 みたいな動機を含んだ方からの、お問合わせ。幸い、弊社では多いです。 その「もったいない」という感性が、私は、何よりも嬉しいのです。「そうでしょう?!ええ、大丈夫ですよ♪」って。 ……というか、たぶん、そういう感性がわからない方は、そもそも弊社に問合わせなんか絶対にしてこないだろうな……とも思いますし。 私としても、どうぞ「わざわざ」ナラなり伐採して、お金と労力をかけて、ステータス的な薪ストーブライフをやっていてください、みたいな。分かり合えないのは残念ですけど。 ……だってね、美しく、ないんですよ…… なんで、高級機を中心とする鋳物ストーブが、廃材ダメなのか、追い詰めていくと、「意外な真実」にたどり着きます。 燃焼を、断熱材の中に閉じ込めるため、中心温度だけは「とんでもなく高温」になるんですよ。実は。でも、その熱の大部分は、活用されることなく、ただただムダになるという…… それは「命」の最後として、あまりにも美しくない。活かし方として不合理だろうと。 そこをモキだと、上手に「穏やかに」燃やして、熱エネルギーの大部分をポカポカとした暖かさとして取り出すことができるのです。 だから、私は、薪ストーブでもモキを普及させたいわけです。 ……いや、すみません、気にせんでください。掲示板なので、気楽に「地の思い」を書きました。変な人でしょうけど、仕事上では、こんなことは決して言いません。普通の薪ストーブ屋さんです(笑) ま、とりあえず、お問合わせ、絶賛受付中、ということでした♪ |
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97 | これは……上手(笑) | 担当者 | 2016/11/15(火) 08:25:41 | 削除 | ||
薪ストーブ、何が良いのか? 最近、このことをテーマに「薪ストーブ調理な日々」というブログを書いているわけですが…… この、業者さん、自分が業者だって明らかにしながら、すごい「礼賛」(右上のリンク)。 http://www.oriken.com/materials_004.html オフシーズンの効用とか、ちょっと、無茶があるんでないかい?という気もしなくもありませんが、ここまで網羅的に、薪ストーブの何が良いのか、1ページで語った例は、私も見たことがなくて。 ご紹介しときます。 当Webサイトが1ページにまとまっているという驚異!!(笑) |
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96 | モキの鋼板製ストーブは、優秀な鋳物製のストーブの倍、燃費がいい | 担当者 | 2016/11/04(金) 14:35:59 | 削除 | ||
先にご紹介した「薪ストーブのデメリット」というブログで、燃費の話が出て来ます。 薪は、1日50キロ必要 10キロ燃えるのは温度が高ければ1時間 ……写真からすると、アンコールじゃないかと思うのですが、投稿No.86で紹介したように、たしかに、アンコールって、ものすごく薪を食いそうです。燃費すごい。 では、最近、非常に評価の高い、国産、ANGIさんの鋳物の薪ストーブがあるのですが……(右上リンク) https://www.youtube.com/watch?v=DwaUZLiAeMM 最初に針葉樹3キロ放り込んで、1時間半で燃え尽きて、天板温度250℃、とのこと。 これ、鋳物にしては、性能良いんだろうと思うんですけど…… モキMD80Ⅱ、ノーマルの動画では、ヒノキ2キロで、2時間半で燃え尽きて、その段階での天板温度200℃(すみません、コピペしてください) https://youtu.be/UBbazbunjzw やっぱり、燃費は倍くらい違うということが、どうやっても裏付けられてしまうのです。 ただ、これはモキの苦手な低出力運転なので、煙がすごいのですが、愛研オリジナル「iGブースター」を装着すれば、全然平気になります。 https://youtu.be/y-nxkPbE9hU いずれにせよ、我が家では、贅沢に燃やして1日7キロ。 やっぱり、この違いは、本質的に重要だと思うのですよ。 |
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95 | 薪ストーブのデメリット | 担当者 | 2016/10/27(木) 13:53:43 | 削除 | ||
今日も従前業務に追われまくっている私、担当者ですが…… シーズンインしたから、というわけではないですけど、気になる記事をいっぱい見つけてしまったり。 薪ストーブのデメリットについて解説した、この記事を見かけました(右上リンク)。 http://lo-pea.com/colum-15.php 個人の趣味サイト、というには、あまりにお見事です。かなりの程度「そのとおり」だと思います。非常に正確という印象。 ただし「鋳物製の薪ストーブであれば」という注釈付きです。 薪ストーブって、決して「どれでも同じ」ではないのです。選択によって、結果は全然違ってくる。私が一番伝えたいことです。 鋳物のストーブをお考えなら、デメリットは、この記事のとおり。素直に読まれることを強くお勧めします。 でも、モキなら、その「デメリット」とされている部分が、実際、どうなのか? ……ホントに、伝えたいことなんて、次から次へと山のように出てきて、作業が全然追い付いていないのですが、近いうちに、これは記事に取り上げて、詳しく解説したいと思います。 少しでも不安を取り除いて、実際のところとして、たくさんの人に幸せになって頂きたくて。 これまた、本事業の中心課題なのです。 どうぞお楽しみに♪ |
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94 | もう一つの苦手科目…「斧」 | 担当者 | 2016/10/26(水) 10:28:18 | 削除 | ||
従前業務(環境調査関係)に追われて、息も絶え絶えの担当者でございますが…… ふと、思って、チェーンソーに続く、もう一つの苦手科目もやっつけておこうと。 昨日ご紹介した、この人のブログ、やっぱり素敵です(右上のリンク)。この斧だったらきっと良いです。 http://www.02house.net/blog/stove/02house2826 私も、もちろん斧は振るったことはあるのですが、私は、電動薪割り派でして……(「薪ストーブ専攻課程ブログ」より) https://www.facebook.com/aikenmakiss/posts/1627511494163991 斧の必要性を、全くというほど感じていなくて。 でも、今回、右上の記事で紹介してるブログを読んでいると、斧で振り下ろす薪割りも楽しそうですよね?ストレス発散?!(笑) しかし、斧はともなく、チェーンソーは必須です。一昨日はエンジンチェーンソーの話をしましたが、私が実際に使っているのは、こんな「なんちゃって」電動チェーンソー。 日立工機 電気チェーンソー AC100V ガイドバー350mm FCS35SA https://www.amazon.co.jp/gp/product/B003Y6HQJ0/ref=oh_aui_detailpage_o04_s00?ie=UTF8&psc=1 先日もホームセンターで1万円くらいで売ってるのを見ました。腐っても日立。ブランド大事です。 実際に使ってみると、時々、チェーンがガイドから外れることもありますが許容範囲です。これで全然困らず便利に使っています。 薪ストーブのある暮らし、豊かさと幸せは「最大限」に、そのための時間と労力は「最小限に」。 薪割りを楽しまれるのは、もちろん素晴らしいことと思いますが、この「最小の投資で最大の利益」が、本事業が一貫して追求するテーマなのです(笑) ロマンもへったくれもないですって? だって、忙しいんですもの~~人生、やりたいことは、薪ストーブ以外にもいっぱいあるのです♪ |
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93 | このブログ、面白いです! | 担当者 | 2016/10/24(月) 10:52:19 | 削除 | ||
このたび、お客さんになって頂けることになった方から、チェーンソーのおすすめについての質問を頂きました。 チェーンソー……私、森林インストラクターで、なおかつ、犬山里山学研究所のような地域の環境ボランティア団体に所属し、チェーンソーを実際に使って作業もしているくせに…… チェーンソーだけは、苦手科目なのです。奥が深すぎて。刃物だし、エンジンものなんか特に。 で、何の役にも立たない一般論を、とりあえず回答したのですが、自分でも「そんなんじゃ、あかんわな」と思ったので、じーっと、色々見ていたのですが…… やっぱり、薪ストーブですから、だいたい、同じようなことを悩む人がいて、一生懸命、体当たりで、取り組んでいらっしゃる方がいるんですね? その方のブログより(右上リンク) http://www.02house.net/blog/stove/02house1153 だいたい、こんな判断で、いいんじゃないかと、私も思いましたので、ご紹介。 全般に、この方のブログ、面白いです!モキではありませんが、丁寧で参考になると思います。 本事業のWebサイトも見習わなけれはなりませんね~~…… あと、ちなみに、モキがいかに低燃費か、このブログの別ページの写真と記事にご注目(手動でURLコピペしてください。ごめんなさい) http://www.02house.net/blog/stove/02house1060 この写真の薪で「3日分」という回答があります。 モキなら、21畳を朝晩暖めている我が家の実績、厳冬期で、まちがいなく6日分以上あります。 そのあたり、動画、まだ「続き」も作成中ですので、どうぞお楽しみに♪ |
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92 | 薪ストーブシーズンインに向けて、メンテナンス | 担当者 | 2016/10/17(月) 11:12:13 | 削除 | ||
私のお客様も色々やっていらっしゃるとのことで…… 先日、本体Web「現実の諸問題」に、煙突掃除の記事を追加しましたが、モキは、この煙突掃除だけが事実上、メンテナンスの「全て」です。 今日、たまたま見かけたのですが、先日、1週間前にアップされた動画(右上のリンクです) 2016年10月 薪ストーブメンテナンス https://www.youtube.com/watch?v=9Etw9c_rKvA 煙突掃除は、良いのですが(参考になると思います)…… 薪ストーブの本体のメンテナンス、私、一応、車の修理とか、ラジエター交換レベルとか、自分でやるような人なんですが…… ……この動画見て、気が遠くなりそうになってしまいます。面倒そうで。 モキって、この「本体メンテナンス」が何もない。それで快適に、楽しく使えるって…… どれほど素晴らしいんだろうと。 燃費も何も、「メンテナンス不要」、それだけでも、薪ストーブのある暮らしを、すごく幸せにしてくれると思うんですよ~~ たまたま見かけまして、ちょっと、ご紹介でした。 |
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91 | 煙突の屋根出し(屋根抜き)について | 担当者 | 2016/10/11(火) 10:15:06 | 削除 | ||
これから薪ストーブの設置を考えていらっしゃる方に、ちょっと耳より(?)な情報。 当サイトのブログ(Facebookページ)では何度も触れておりますが、モキに関しては煙突は壁出し(壁抜き)でいいのですが…… デザインなり、いろんな事情で屋根出し(屋根抜き)にするときは、ざっくり、このページを見ておくと良いと思います(右上のリンク)。 http://arrowfield.jpn.com/blog/?p=571 私も、新築案件であれば、屋根出し(屋根抜き)をお受けするのですが、そのときは「囲いフラッシング」を採用します。 水返しが確実なのは、本当に良いこと。 コーキング頼みは、本当に、漏れても特に差し支えないくらいのところに限らないと…… 10年もすれば、まあ、ダメですわね。コーキング。それでも付くは付きますし、何年かは使えますけどね、薪ストーブ。 すると、この記事のように、かえって、トラブルが起こるには時間が経ちすぎていて対処が受けられず、かといって、家はそんなのまだ何十年も住むのに……と、困ったことになりがちです。 ぜひ、設置の際には、大丈夫なの?のスパンを、できるだけ長~く取ってください。 ちゃんとしたところなら、保証はできなくとも、長い時間を想定し、ベストを尽くすはずです。少なくとも10年で破たんするのが見えているような設置はしません。 以上、ご参考までに。 |
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90 | 薪ストーブにあう家造り | 担当者 | 2016/10/06(木) 10:31:46 | 削除 | ||
村井さま 書き込みありがとうございます。また長文ばかりの当ページをご覧いただきまして誠にありがとうございます。 可能な範囲で、個人的な見解ですが回答させていただきます。 基本は、気密(室内空気が何に接触して供給されるか)と断熱が「ありき」だとお考えください。 薪ストーブは、住宅にとって空気の質は「基本的に」良くなります。室内の湿気を下げながら、汚れた空気を排出しますので。 ただし、鋳物の複雑な薪ストーブで煙突のドラフトが弱いと、運転中でも炉内の空気が室内空気と交換現象を生じますので(目に見える煙の逆流とかなくても)、機種によっては空気を汚すものもあります(モキは、そこは自信を持って大丈夫といえます)。 それを前提に考えると、「合っている」というのは、1.室内空気が供給や接触している部材の質と、2.それから気密と断熱の中で、どれだけ「燃費」が良いかどうか、1.と2.のバランスが判断するところになります。 ご例示のログハウスは、1.は優れているといえるでしょう。しかし2.は、気密は保ちにくいために、また熱伝導率(断熱性)も軽量気泡コンクリート(0.17)よりは良い(針葉樹で0.12)ですが、普通のグラスウール(0.045)より劣るので、燃費的にはどうしても不利になると思われます。 すると、薪が豊潤に手に入るなら、お勧めということになるかと思います。 薪が豊潤でなければ、一般的な木造軸組み構造を私はお勧めします。いろんな手が使えますので。 それでも、室内空気に接触する部材の質まで考えたうえで、気密断熱の問題を考えるのは、本当に難しくて、例えば気密を保つためにビニールで家を覆ってしまう(例えば http://www.logoshome.jp/tokachigata/ の真ん中ぐらいに施工の様子や http://www.yanagitahousing.com/%E5%AE%B6%E3%81%A5%E3%81%8F%E3%82%8A-1/w%E6%96%AD%E7%86%B1%E5%B7%A5%E6%B3%95/ の『壁内結露を【させない】【気密】を取るを目的で気密シートを貼ります』という部分)のに、抵抗を感じるような人なら(これだと、木造住宅の木と室内空気はまるで接触しませんから)、気密はある程度諦めて別の手段を取るわけですが、断熱は切れ目がないようにしようと、自然素材としてセルロース繊維を断熱材として壁内に詰め込んだら、私のスッカスカの家のように壁の隙間が多かったのでしょう、換気に伴い壁内の空気も部屋に引き込むので剥離した繊維が室内に引き込まれてしまったり……とか、これは昔の事例ですけど聞いたことがあります。 空気に接触する部材の質に加えて、気密、断熱、内部結露……これを比較的上等に解決する手段としては、比較的温暖な地方でしたら、木造軸組み構造の一つで、外断熱工法の「DM外断熱工法」などは合理的かなと思います。コストは高そうですが。 もしも私でしたら、薪ストーブを暖房器具として使われるのが前提でしたら、気密についてはある程度捨てて(少なくとも、内部結露のリスクは、薪ストーブではかなり減りますので!)、室内空気と接触する部材の質については柱と内装材でコストとのバランスを取っていくような方策を取るかなというような気がします。 安心して長く使える薪ストーブのために~設置施工で「細部の思わぬところ」にいかに配慮するか~ http://www.ai-ken.co.jp/makiss/essay-5.html (右上リンクの記事)の中段で取り上げているゼロコーポレーションのような、雨漏りは徹底的に防止するけど、あとは普通の仕様の家をベースにする、という感じでしょうか。 この問題って、本当に難しくて、最後の「解」は、結局は工務店の質によって決まってしまうと思うので、良い人とご縁のあることを切にお祈りします。 なお、OMソーラーですが……私は、特に、冬の原理(屋根で暖められた空気をファンで床下に降ろす)からすると、物理的に合理的でない(美しくない)ので、個人的には好きではありませんし、冬の暖かさは、薪ストーブで解決できると思いますので、不要ではないかと存じます。 すみません、かなり、いい加減な回答ですが、また思うところがあれば、追加質問下さい。 最後に。福島から千葉へ。大変なことと存じます。どうぞ、ぜひ心安らかに暮らせる家を作られて、ご家族の皆々様が末永く幸せに暮らせますように、心からお祈りいたします。 |
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89 | 削除済み | 2016/10/05(水) 09:40:59 | 削除 | |||
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88 | ログハウスがいいでしょうか? | 村井洋一 | 2016/10/05(水) 09:40:39 | 削除 | ||
3・11で福島県から千葉に非難しました。移り住むのにOMソーラーハウスにするかログハウスにするか。ペレットストーブにするか薪ストーブか考えていた所に大屋様のページが目に入りました。MD80Ⅱが幕張メッセの農業ワールドで見られるのが楽しみになりました。大屋様がいらっしゃるならうれしいです。設置の経験から、一般住宅よりログハウスがあうかお聞かせ願えれば幸いです。 |
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87 | 【緊急に情報提供しておきます】今シーズンに薪ストーブの設置をお考えの方へ | 担当者 | 2016/09/20(火) 10:23:39 | 削除 | ||
今、従前業務である環境調査で超バタバタしておりまして、日増しに増えていく当Webサイトへのアクセス数を指をくわえて見ているだけの管理人です。 少なくとも、Facebookページで連載記事にはしたいと思うのですが……薪ストーブには欠かせない、炉台、炉壁など設置方法について。 はっきり申し上げます。 業界全体が、法令、とりわけ国交省告示225の内装制限について正確な知識、なさすぎ!! 日本の法令が甘い甘い、と、業界ではしたり顔でしばしば言われますが、告示225を遵守するのは、実は、相当大変でして…… その内容に沿った、設置方法はどういうものかというと、こちらが、よくまとめてありました(右上のリンク)。 http://www.rakuten.ne.jp/gold/tuzukiya/howto/makistove.html 通販、自己責任で設置してね、というサイトなので、責任を明確にしておく必要があるのでしょうね。 正確には、数センチくらいで「過剰」になっているのですが、だいたいこれで合っています。というか、告示225遵守の設置イメージとしては、このサイトが一番わかりやすかった。 このサイトのどこが数センチ過剰なのかとか、設置に関して、ちゃんと説明できない業者さんは…… ……というか、説明できない、「そっち」のほうが、業界では「普通」なんですが…… ………私は、正直、設置を依頼するのはやめておいた方が良いと思います。 実際にはそこまでやらなくても問題ない、そんなことは、私だってよくわかっています。告示225は安全率を見込み過ぎている。 でも、「法令遵守」だって、リスクの一種ですからね?業者のみならず、ユーザーさん自身にとって。 まだしばらく、従前業務のせいで「こっち」には戻って来れそうもありませんが(お問合わせには対応しておりますのでご安心ください)、今シーズン設置のための情報収集が盛んになってきていますので、緊急に、情報提供として。 |
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86 | アンコールの動画、覚え書き | 担当者 | 2016/09/08(木) 18:25:24 | 削除 | ||
なんか、独り言コーナーになってきておりますが…… https://www.youtube.com/watch?v=ZMo3Myn78Ug 『札幌の薪ストーブ 超簡単な着火方法 アンコール(ENCORE) 着火30分で約250度になります。』 という動画です(右上のリンク) 一般に、鋳物製の薪ストーブは蓄熱性が良く、その反面温度が上がりにくい、鋼板製の薪ストーブは「熱しやすく冷めやすい」といいますが…… これ、単純に、そういう話ではないんですよね…… 燃費。 この動画、たぶん、5キロぐらい放り込んでますね。最初に。 それがかなり盛大に燃えて、やっと、天板250℃。しかも「煙突手前」、一番温度が上がりやすい場所で。 弊社、動画を見て頂けたらと思うのですが…… 薪の投入量1.6キロ、慎重に、ゆっくりゆっくり立ち上げて、まだ全然1.6キロ燃え切っていなくて、天板中央250℃。着火後、14分です(動画スタートからは18分くらいのところ)。 ……どんだけ、薪、食うの?? ちょっと、びっくりしたので、覚え書きです。 |
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85 | 少しため息をつきながら…… | 担当者 | 2016/08/23(火) 17:29:01 | 削除 | ||
……このブログ記事を読んでます。 たぶん、この掲示板にたどり着くくらいなら、一度はご覧になったことがあるはずの、かわはらさんの、「春夏秋は冬を待つ季節(シーズン2)」 「新築で薪ストーブを導入する場合の発注方法の注意」(右上、リンクのマークで飛びます) http://kawahara1967.blog93.fc2.com/blog-entry-1335.html ホント、お金の流れは、責任の問題もあるけど、情報と提案の流れ。 たとえば、もっと表面的なお金を削減して、身を取る提案もできなくもないと思っても、そういうぶっちゃけ話は施主さんとだけしかできないもの。 逆に、施主さん直接であれば、どんな形でも、薪ストーブ設置を、なんとか「良い結果」にできるものです。 テーマごとに適切な判断と提案が自前で可能な人を見極めて、その人に判断と提案の権限(ポジション)を与えること。 薪ストーブ設置に限らず、なにごとも、物事をうまく進めさせるコツは、これしかありません。 それ以外の唯一の策は、自分(施主さん)が完全に信頼できる人を「代理人」のポジションに置くことですが…… 自分(施主さん)⇔代理人⇔判断する人 この二重の信頼関係が、うまくいくのは、相当難しいというべきかなと。 すみません、独り言。 |
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84 | iGブースターに思うこと | 担当者 | 2016/08/17(水) 11:19:00 | 削除 | ||
えっと……こちら、掲示板での報告の方が遅くなってしまうという異例の展開でしたが…… モキ製作所MD80Ⅱ専用 二次燃焼促進装置 「iGブースター」ですが、ようやく、動画を公開しました!(右上、リンク) https://youtu.be/y-nxkPbE9hU 撮影は梅雨の最後の頃の7月1日、その後、従前業務のバタバタなどに巻き込まれてしまい、なんとか……!と、盆前に公開したのですが、これが音声カット版で、ユーザーさんから早速「それはダメでしょう」とご指摘を頂き、音声復活版をようやく(笑) それで、ここに書き込んでいるのですが……掲示板で、前々から言いたかったのは、そういう「私の苦労」なんかではないのです。 これを、作成された、いで爺さんの「思い」と言いますか…… 「作り手の魂は、細部にこそ宿る」ということを実感したと、そういう話です。 いで爺さんからすれば「なんていうことない当然の話」だったのかもしれませんが、装置を薪ストーブ本体にピタッとフィッティングさせるための工夫がありまして…… 具体的には、なぜ、4本の脚がネジになっているか、という「答え」なのですが…… 実際に手にして、実際に使ってみないと、わからないことでした。使ってみて「ああ、そうか」と思って、改めて説明書きを読むと、最初からそのフィッティングが目的だよ、と、ちゃんと書いてあるのですが、これが、私のような、早とちりというか、なまじ自分が理解力があると思っているような人間には、読めない。 だから「ものづくり」というのは、なにやら頭のよさげな人間のチェックやら検証やらよりも、やっぱり、それを作る現場の人の良心と、想定力というのが、本質なのだなと。 いで爺さんが作られた「iGブースター」は、いで爺さんが、作り手の立場からMD80Ⅱの機体の現物を眺められてその製造現場を想像して 「これは、個体ごとに寸法誤差がミリ単位でありうるな」 ……と、ちゃんと、個体差を想定され、それに対応した構造を兼ね備えていたわけです。 チェックする人間が、現場出身の百戦錬磨であれば、その意見も有効でしょうけど、多少お利口な程度の私のような人間の意見など、時に「実際に使う上で大切なこと」を完全に見落としていたりする。視点を変えた見方、や、世の中の素人が感じることの代表、という程度の意味は、あり得るかもしれませんが。 私は「iGブースター」を、この暑い季節に、ユーザーさんの自宅のMD80Ⅱを使わせていただいて(私のMD80「前期型」では「iGブースター」は、そもそも意味をなさない)、「一発勝負」の性能テストを敢行したのですが…… その火をつける以前に、私は、装置の個体差を実際に目の前にして、自分自身の至らなさと、ものづくりにかけてきた、いで爺さんの「良心」の底力を、改めて思って、しばし呆然としたのです。 そして「作り手から、作り手へ」。いで爺さん制作による現物を渡された、名古屋の鉄工所さんの社長は、やはり、ほぼ正確に制作者の意図を見抜き、製品版(量産対応品)に仕上げてくれていました。 そうして、無事に撮影された動画は、もちろん、製品版によるものです。まずは、私が期待した効果「低出力運転時の安定性の向上」は、顕著に出ています。 逆に言えば、また順次公開する「ノーマル編」を見て頂いたら笑ってしまうかもしれまえんが、ノーマルMD80Ⅱでは低出力運転は本当に難しい、ということです。 しかし、開発者や、商品化前の検証テストをご担当いただいた方からすれば、これは、全然「iGブースター」の性能のごく一部しか出ていない、ということであろうと思います。 ポイントは「大量の燠火がある状態での性能」であろうかと思っています。それは、夏の動画撮影では、ユーザーさんの実機をお借りしたテストでは、ちょっと、不可能だったので……(笑) そのようなわけで、遅れに遅れた動画公開とご報告ですが、自分で作成してみてやっぱり思ったのですが、やっぱり、動画は説得力があります! 世の中に、本当に価値のあるものを送り出したい、広めたい…… ものづくりの本質にも、少しでも貢献できる事業であれば、うれしいなと。 以上、毎度の長文、大変失礼しました~~! |
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83 | サイト内の記事を探せるようにしました! | 担当者 | 2016/07/22(金) 17:10:31 | 削除 | ||
お問合わせを頂く中で、皆さん、口をそろえて、申し訳なさそうにおっしゃっていただく台詞がありまして…… 「記事を全部読んだわけではないのですが……」 というようなもの。 そりゃあ、そうだと思いますって!!こんなボリュームの記事を全部読める人なんて、いないと思います。 情報が多すぎるというのは、問題でもありまして、本当に欲しい情報がどこにあるか、わからなくなってしまうのです。 今まで、ひたすら記事を増やす方向で走ってきましたが、今後は、いかにスムーズに関連情報にアクセスしていただくかということに注力しなければなりません。、 特に、現在で91記事を数えるFacebookページの記事なんて、また、その日その日で書き散らしたものだから、本当に大変で、それを目録で整理するとか、これまでも取り組みは進めて参りましたが…… 本日、画期的な「サイト内検索」を、設置完了しました!! よく考えれば、ようやく、やっと、というべきですね(笑)すみません。 本体Webサイトであれば、どの記事にも検索入力窓を設置してありますので、お探しの情報は、どうぞ、語句で検索をかけてみてください。 以上、お知らせでした~~~ |
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